新型コロナウィルス とお口の中の汚れについて :矯正歯科コラム|神奈川県厚木市中町で矯正歯科を行なう歯医者 あさひ矯正歯科医院

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新型コロナウィルス とお口の中の汚れについて

矯正歯科コラム

新型コロナウィルスの感染リスクが大きいと考えられる職業、歯科医、歯科衛生士の感染者の報告が少ないのはなぜだろう?

 

あくまでも一歯科医としての見解ですが、私は以下のように考えました。

 

「歯科医療従事者の口の中は清潔だから。」

 

「?」と思われるかもしれませんが、まずはお口の中の汚れについて記載いたします。

 

神奈川県歯科医師会のホームページの内容をまとめますと、

『歯の汚れであるプラークは気管支炎や肺炎などの発症や重症化に関わる肺炎球菌やインフルエンザ菌のほかに、重篤な感染症の原因となる黄色ブドウ球菌、緑膿菌、セラチア菌などの細菌も含まれており、さらに、これらの細菌はプロテアーゼと呼ばれる酵素を出し、インフルエンザウィルスであれば、気道粘膜からウィルスが細胞内に侵入しやすくするという特性がある』

ということです。


新型コロナウィルスもそのような似たような傾向を持っている可能性は十分に考えられます。

 

また、高齢者や高血圧、心疾患、糖尿病の基礎疾患がある方、喫煙者の方の感染後の症状の重篤化が報告されていますが、これらは全て歯周病とも深く関係していることに気がつきます。高齢者の歯周病感染率は9割と報告されていますし、喫煙があれば、歯周病の憎悪は加速します。歯周病は高血圧、心疾患、糖尿病の症状をより重症化させるという報告は多数されているため、新型コロナウィルス の症状の重症化と歯周病には深く関連があるのではないかと考えています。


アメリカでは低所得の方が住む地域の新型コロナウィルス の蔓延が報告されていましたが、アメリカでの歯科治療は日本よりもずっと高額であるため、低所得層の方がなかなか歯科にかかることができず、定期的なクリーニングや歯周病治療などを受けられていないことも予想がつきます。


口の中と全身の影響、というとしっくりこないかもしれませんが、全身に薬の成分をいち早く行き渡らせたい時、舌の下に薬を投与することも行われます。口の中で新型コロナウィルスがプラークや歯周病菌の力を借り、力を増し、舌下や気道粘膜から全身に行き渡る、そんな作用機序が予測できます。

 

反対から見れば、新型コロナウィルスに感染しても無症状、症状が軽い方は、お口の中が綺麗なのではないでしょうか。


現実的には難しいですが、人工呼吸器とともに、口の中のクリーニングをしたら助かる率は高まるのではないか?とか、人工呼吸器により口の中が乾燥し、プラークや歯周病菌がより繁殖していないかなどが気になります。

 

私の知る限り、歯科学生の頃から、友人はみんなお昼休みもしっかりと歯磨きをしていました。全員が歯磨きをするので、しないほうがおかしいのです。

今の職場でも全員お昼休みに歯磨きをしています。

 

バー、ナイトクラブなどよりもハイリスクであろう歯科医や歯科衛生士の発症報告が少ないのかはなぜかと考えたときに上記の予測ができたため、シェアさせていただきました。

 

私は矯正歯科医ですが、矯正治療により口の中の汚れが溜まりづらい清潔な環境を作り、虫歯や歯周病にかかりづらいように口呼吸の改善を図っています。矯正歯科と新型コロナウィルスは縁が遠いように思いますが、実は矯正治療により患者様のウィルス感染のリスク、重篤化を下げる一助になるのではないかと考えています。


しかし、今後も口の中の環境をよくするだけではなく、感染予防対策の強化を続け、患者さんとスタッフの安全を守りながら、診療を続けて参る所存です。


色々と書きましたが、歯磨きをいつもより頑張ってみようかな、コロナが収まったらかかりつけの歯医者さんへ定期検診へ行こうかな、矯正しようかな、そう感じていただけたら、幸いです。