転院はできますか?というご質問について
転院はできますか?というご質問。
途中で転院することは可能ですか?というご質問を受けることがあります。
当院の答えは『お勧めできない。』です。
理由を挙げて参ります。
①矯正治療のレベルは担当医によって様々で、治療計画も担当医によって様々であるため。
(治療計画は全国で全く統一されていません)
②矯正治療の装置の種類は沢山存在し、転院前と転院後全く同じ矯正装置を使用するケースは稀である。そのため、転院先で装置の付け替えが必要な時は追加の費用がかかる。(特にワイヤー矯正治療)
③治療の後半ほど、治療技術が必要とされるので、転院を歓迎されない。
結果、転院先で請求される料金が高くなる傾向にある。
上記の理由から転院をお勧めしていません。
患者さんと契約を結ぶことができれば、料金が発生しますが、患者さんの不利益を思うと、「転院できますので、是非始めましょう!」と安易には決してお伝えできません。
初診相談で引越しの可能性があるとわかったら、上記のことをお伝えし、「もし半年後などに転居が決まっているのであれば、転居先で探された方が良いと思います。」と正直にお伝えしております。
逆に、どうしても転居されてしまった場合もそのことをお伝えすると、仕上げまで見て欲しいとかなり遠方であっても一生懸命通院をして下さいます。
(転院の依頼状を書かないということでは決してありません。)
転院先に顔見知りの信頼できるドクターがいるということがわかっていれば別だと思いますが、転居先不明の状態で「さあ、当院で始めましょう!!」という矯正歯科医、もしくは歯科医がいらっしゃるとしたら、私は首を傾げてしまいます。