必見!クリニック選びについて :矯正歯科コラム|神奈川県厚木市中町で矯正歯科を行なう歯医者 あさひ矯正歯科医院

矯正歯科コラムOrthodontic column

必見!クリニック選びについて

矯正歯科コラム

治療をしたが、結果に納得がいかなかった、不審感があるので転院したいなどのご相談が増え、当院でもとても困っております。クリニック選びについては以下のことに気をつけましょう。

✖️マウスピース矯正治療しか行なっていない

マウスピース矯正治療中にワイヤー矯正治療が必要になる場合があります。その場合フォローをしてもらえないというリスクがあります。日本矯正歯科学会はワイヤー矯正治療を行える歯科医師に認定医が発行されます。認定医を持っている先生であれば必ずワイヤー矯正治療の技術がありますので、参考にしてください。

○マウスピース矯正治療もワイヤー矯正治療も行なっている


✖️通院が1回で終了する、通院不要というマウスピース矯正治療

矯正治療中は歯の神経がなくなるリスクがあったり、歯の動揺が大きくなるということが起きています。

治療の途中でレントゲンを撮影が必要なこともあります。また、患者さんは大丈夫だと感じていても状態が良好ではないこともあります。奥歯の噛み合わせも実際に咬合紙という紙を噛んでもらったり、歯に手お当てないとわからないこともあります。初診時にスキャンだけを撮影したらその後通院しなくても良いという広告を見かけましたが、良心的な矯正歯科医は行いませんので、かからないようにすることをお勧めいたします。

○通院が必要なクリニック

時間がなくても大切な歯ですので、通院するクリニックにぜひ行かれてください。


△ホワイトニングができるタイプのマウスピース矯正

歯を動かす移動量が少ないマウスピースになります。凸凹が大きい、自分は大きく動かす必要があるのではないか、と感じる場合はお勧めできません。当院では前歯も確実に移動させるために、前歯にもアタッチメントというプラスチックの突起をつけて移動の確実性を高めています。

○ホワイトニングは矯正治療後

部分矯正以外の場合、しっかりと歯を動かしてからホワイトニングをすることをお勧めいたします

✖️アフターフォローが短期間(2年以内)、あるいはしていない

矯正治療後も歯は移動し続けます。歯並びも加齢変化を受けて移動しますので、安い矯正治療を30万円くらいで行なったものの、アフターフォローがなく、後戻りをしてしまった、という再治療希望の方のご相談が増えています。安く行ったものの、再治療にはそれ以上の治療費が必要になることもありますので、気をつけてください。

○アフターフォローが長い


✖️レントゲンを撮影しないで開始する

セファロ分析という矯正治療に必須のレントゲン分析を行わずに開始するクリニックは客観的に患者さんの骨格や歯の傾斜などを考慮していないクリニックです。全体矯正治療を行う場合は必須であると考えます。

○治療前にレントゲンを複数枚撮影している


✖️マウスピース治療において担当ドクターが歯の移動シュミレーションを作成していない。

歯の移動シュミレーションを作成することは経験値が必要で、大変であるため、外注するシステムがあります。シュミレーションと歯の移動と実際の歯の動きは異なり、治療開始後しばらくは特に問題が起きませんが、途中から思い通りに歯が移動せずに多くの再作成が必要になったり、なかなか終わらない、きちんと噛めない状態で終わってしまうということがあります。シュミレーションと担当ドクターが作成しているかどうかは見破ることがとても難しい内容ですが、患者さんに寄り添うというよりもビジネス先行で治療が行われていることがありますので気をつけてください。

○担当医が自分でシュミレーションを作成している。

真摯に取り組む歯科医はシュミレーションを自分で担当します。


✖️担当医の矯正治療の経験が浅い。

矯正治療経験が少ない先生が単独で矯正治療を行う場合、お勧めすることができません。

矯正治療も一定の経験年数が必須であると考えております。できれば5年以上あるドクターをお勧めいたします。

○矯正治療経験が豊富

日本矯正歯科学会は5年以上在籍経歴がないと認定医を取得することができません。


△設備が整っていない。

C Tを導入してから当院ではより安全な治療ができるようになりました。今ではCTの情報なしに矯正治療を進めることができません。CTもあるクリニックで受診することをお勧めいたします。

○設備が整っている

C T、口腔内スキャナー、3Dプリンターがあるとより良い治療を行うことができます。

矯正歯科治療にともなう一般的なリスク・副作用
  • 機能性や審美性を重視するため、公的健康保険対象外の自費診療となり、保険診療よりも高額になります。
  • 最初は矯正装置による不快感、痛みなどがあります。数日から1~2週間で慣れることが多いです。
  • 治療期間は症例により異なりますが、成人矯正や永久歯がすべて生え揃っている場合は、一般的に1年~3年を要します。通院回数は1~2ヶ月に1度の通院で、12回から36回程度の通院回数となります。小児矯正においては、混合歯列期(乳歯と永久歯が混在する時期)に行なう第1期治療で1~3年(通院回数:12~36回程度)、永久歯がすべて生え揃ったあとに行なう第2期治療で1~2年(通院回数:12~24回程度)を要することがあります。
  • 歯の動き方には個人差があるため、治療期間が予想より長期化することがあります。
  • 装置や顎間ゴムの扱い方、定期的な通院など、矯正治療では患者さまのご協力がたいへん重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
  • 治療中は、装置がついているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まるので、丁寧な歯磨きや定期メンテナンスの受診が大切です。また、歯が動くことで見えなかった虫歯が見えるようになることもあります。
  • 歯を動かすことにより歯根が吸収され、短くなることがあります。また、歯肉が痩せて下がることがあります。
  • ごくまれに、歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • ごくまれに、歯を動かすことで神経に障害を与え、神経が壊死することがあります。
  • 治療中に金属などのアレルギー症状が出ることがあります。
  • 治療中に、「顎関節で音が鳴る、顎が痛い、口をあけにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 問題が生じた場合、当初の治療計画を変更することがあります。
  • 歯の形状の修正や、噛み合わせの微調整を行なうことがあります。
  • 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 装置を外すときに、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、補綴物(被せ物など)の一部が破損することがあります。
  • 装置を外した後、保定装置を指示どおりに使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 装置を外した後、現在の噛み合わせに合わせて補綴物(被せ物など)の作製や虫歯治療などをやり直す可能性があります。
  • 顎の成長発育により、噛み合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 治療後に親知らずが生えて、歯列に凹凸が生じる可能性があります。
  • 加齢や歯周病などにより歯を支える骨が痩せると、歯並びや噛み合わせが変化することがあります。その場合、再治療が必要になることがあります。
  • 矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことが難しくなります。